◇アトピーの治療

遅れましたが、2月の報告です。
今回はアトピーの治療のお話をしようかなと思います。
2015年から時々みえていた患者さん。主訴はアトピー性皮膚炎で、その他には不眠とひどい肩こりがあります。
忙しかったのもあり、なかなか治療に来られなかったようで、時々、ふと来院されるペースでした。
アトピーは、肘と膝裏にひどく出ていて、頚部と顔に赤みがあります。
初診の頃よりは大分良くなっていますが、甘いものやスナック菓子を多く食べたり、汗をかいた時などに痒みが強くなるようで、
症状が少し戻ってきてしまうといった感じでした。
2022年12月半ばに久々に来院され、今回は週1または各週くらいのペースで治療に来られるようになりました。
2月が終わる段階でかなり良くなっていて、今も同じペースで来院されています。
これまでは、頚部のザラザラ感と顔の赤みがどうしても戻ってきてしまう感じでしたが、継続治療の力か、大分ひいてきました。
痒みも落ち着いてきたようです。
良くなると自然と食べ物も気を付けるようになってきています。
肘と膝裏も大分いいです。
痒みは本当に辛いだろうなと思いますし、食べ物の制限もやはり「目の前においしいものがあって、食べられない」
その辛さを考えると、ここまで改善のお役にたてて本当にうれしい気持ちでいます。
今までもう少しつめて治療できたらなと、もどかしい思いでいましたが、やはり継続治療の力は侮れないなと再認識した症例でした。
また、長野式の痒み処置をちょっと取り入れて、左右のちくひんと兪府にハリとお灸をしたのも、効果があったかなとも思っています。
もちろん、経絡治療の本治法あっての結果ですが、逆気や上気の頸や顔の赤みには、けっこういいのかもとこちらも今追試しているところです。
同じアトピーで新しい患者さんもみえましたが、その方も少しづつ良くなっています。
アトピーで悩んでいる方は、是非経絡治療の継続も考えてみてくださいね。

0 Responses to “◇アトピーの治療”


Comments are currently closed.