Monthly Archive for 12月, 2020

今年もどうもありがとうございました。

2020年は、色々と生活スタイルが変わっていく大変な年でしたね。
とにかく、今できることを精一杯やっていこう!そんな思いで毎日の治療に向かっていました。
お陰様でこうして無事一年を終えることが出来、心から感謝しています。本当にありがとうございました。
コロナ禍の今、しみじみ感じていることが、心と体を平和にして過ごしていくことの大切さです。
心と体の平和に必要になってくるのは、心の穏やかさと、免疫力アップではないかと私は思っています。
そして経絡治療はその大きな味方になっていくとも思っています。
今後共、どうぞよろしくお願いいたします!
みなさん良いお年をお迎えください。
2021年への希望を込めて……

6年ぶりの来院にありがたさいっぱい

11月は、なんと6年ぶりの患者さんから電話がありました。
久しぶりでしたが、以前定期的に来てくださっていたので、お名前を聞いてすぐに分かりました。
初診時の主訴は肩こり、腰痛、月経痛でした。これだけ聞くと、数回の治療で良くなり、定期的なケアーもいらないような感じです。ところが、話を聞くとこの方かなりのてんかんを伴う大病をされたんです。今も通院しながら、その病気と付き合っている状況です。当時、肩こり・腰痛はよくなり、月経痛も軽くなってきていましたが、体のケアーも兼ねて定期的に治療に来て下さっていました。途中で送迎の手段がなくなってしまったため、治療から遠のいていましたが、今年の11月に連絡を下さいました。ここ数年、持病の状態はあまり良くなかったようです。主には右腰の痛みを訴えられていましたが、その他色々と心にも体にも症状が出ているようでした。心身共に少し落ち着き、お医者さんから運転許可も出たので、来て下さったとのことでした。腰痛は2回ほどで良くなり、また定期的ケアーを再開して下さいました。当院のことを覚えていて下さったこと、6年ぶりに問い合わせるのにも、ある程度勇気もいっただろうなと思うと、本当にありがたい気持ちになりました。私にできることは、だだ精一杯の治療をすることだけです。感謝の気持ちを治療に込めて、これからもこの方のお身体のケアーのサポートをしていこうと思います。

広がるご縁いろいろ その2 頚椎ヘルニア・脊柱管狭窄

10月は、遠く大阪から治療に来て下さった方の報告をしようと思います。友人が紹介して下さった方です。
私が個人的に参加しているフェイスブックのグループページで、ふとした流れから「経絡治療の連載」が始まったんです。確か8月の終りか9月位からだったと思います。その連載で、経絡治療のよさを感じてくれた友人がこの方にお話しして下さったみたいなんです。そこからの流れで、はるばる大阪から治療に来てくださいました。
症状を聞くと、2年前に左大腿後側が痛くなり、検査をしたところ腰椎ヘルニアと脊柱管狭窄が見つかったとのこと。様子をみていたが、痛みがおさまらず、今年8月にヘルニア・狭窄の手術を受けたそうです。術後、左足の痛みはおさまったものの、慢性的にある腰痛が悪化してしまったとのこと。前かがみになる時とひねる時に痛みがあり、靴下を履くのが困難だとお話しして下さいました。話をきいて、腰の状態がかなり悪く、神経が絡んでいるので痛みは残るだろうな。少しでも痛みが緩和できればと思っていました。治療後、やはり少し痛みは残っている状態ながらも、体がとても楽になったと喜んで大阪へ戻って行かれました。友人にも、喜びの連絡があったそうです。少しでも、痛みの緩和のお役にたてて良かったなと思っています。ご自宅の近くの鍼灸院を紹介させていただいたので、定期的にケアを続けていただけると、痛みも大分楽になるのではないかと思います。
腰椎ヘルニア・脊柱管狭窄などの症状は、完治はむずかしいですが、定期的なケアで痛みの緩和のお手伝いができます。是非継続して治療されるといいと思います。友人→友人の友人→当院→患者さん最寄りの鍼灸院という形でご縁が広がっていく。そんな流れに感謝の気持ちが募ります。これからも、このような形で経絡治療の良さが伝わっていくといいなと思います。

頚椎損傷に伴う不調と子宮筋腫

あっという間に12月。今年も終わろうとしていますね。またまた3ヶ月ほどご無沙汰になってしまいましたが、診療日記をアップしますね。
9月は、頚椎損傷に伴う不調と子宮筋腫でみえた方の報告です。
この方は、9月の中頃に杖をついて来院されました。13年前に交通事故に遭遇したとのことでした。事故以来、頸の痛みや自律神経の不調に悩んでいる様子でした。初診時の状態は、特に背中や左掌の痛み・しびれが強く、めまい・嘔気・三叉神経痛などの自律神経症状もでていました。痛みが続くと熱が出たりもするそうです。症状は、天候(気圧・気温・湿度など)で一日の中でも変化し、朝は元気に動き廻っていても、天候の変化で体調が変動してしまうそうです。平均して週三日ほどは、起き上がることが出来ずに寝たきりのような状態になると話して下さいました。また、子宮筋腫もあり、それは2年前に病院で見つかったとのこと。筋腫はいくつかできていて、大きいのは7センチ位だそうです。手術を勧められているが、何とか手術を避けたいと話されていました。
頚椎はかなり損傷を受けているようでしたので、痛みは完全には取れなくても、少しでも痛みの改善のお役に立てればとの思いでいました。そして、継続していく内に子宮筋腫も良い方向へ向かうだろうと思いました。その旨をお話した上で、治療開始となりました。基本、週二回で体調が悪い時はお休みという感じで現在も治療を続けています。
経過はだいたい次のようになります。頚椎損傷に伴う背中の痛みや手足のしびれ、朝のめまいなどは、やはりありますが、治療をするとそれまでバラバラになっていた体の中がきちんと整列したような感覚でとても気分がいいと喜んで下さっています。母によると、治療に来るときと帰るときとでは、歩き方が全然違うようです。子宮筋腫もよくなっているようで、10月頃には月経痛が大分楽になっていると言われていました。そして、12月に入ると「いつも生理前に起きるひどい違和感や痛みが全くなく、周期もピッタリだった」と嬉しそうに報告して下さいました。私も触診で良くなっているのを感じています。毎回筋腫のあたりの硬さをみているのですが、少しづつ柔らかくなってきています。治療を始めて3ヶ月になりますが、経絡治療の良さをとても感じて下さっています。いまでは、体調が悪くても「何とか行きたいと思って…」と足を引きずるようにやってきてくださる日もあります。最近は体調の悪さからの回復が早くなってきていて、体の中が何か変わってきているのを感じるとおっしゃっています。これからも私のできる精一杯で治療をしていこうと思っています。経絡治療との出会い、この方とのご縁に心から感謝です。