◇逆流性食道炎とうつ症状

またまた診療日記がご無沙汰になってしまいました。
5月からの様子を振り返ると、以前みえた患者さんから、ふと連絡があることが結構あったなと感じています。同時に何となく患者さんの顔ぶれが変化しているのも感じ、新しい流れを感じたりもしています。

そんな中から来院された患者さんの症例をひとつ…。
この患者さん、今年の9月に4年ぶりに連絡がありました。
4年前は、肩関節周囲炎と膝痛で治療にみえていましたが、今回はちょっと違っていて、逆流性食道炎がひどいとのことで来院されました。
インプラントが引き金ではないかとご本人がおっしゃっていました。3回ほど治療したところで、治療から少し遠ざかっていました。
再び来院されたのが11月に入ったくらいの頃でした。
再度インプラントの処置を行ったようで、症状もひどく、うつっぽくなっていました。そこで「週2回で少しつめて続けて治療してみませんか?」とお尋ねしたところ、本人も了承して下さいました。そこから週2回で治療を始めましたが、変化の速さに私自身もびっくりでした。
まずは、2〜3回治療したところで、うつ症状がきえてきて、笑顔がでてくるようになりました。前向きな発言が多くなってきました。それまではご主人の送迎でしたが、この頃から自分で運転されて来院されるようにもなりました。逆流性食道炎の症状も改善してきていて、12月に入ると食欲もでてきて、大分元気を取り戻してきている感じです。現在は週1回のペースで治療にみえています。
症状がある程度改善されるまでは、やはり週2回くらいでつめて治療したほうが効果的だなと改めて感じさせてもらった症例でした。
患者さんのご都合もあるので、なかなか難しいところではありますが、最初は是非つめて治療されることをお勧めします。

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