３月に入った頃でしょうか？いつも治療に来てくださる患者さんの紹介で、股関節から膝のあたりまで痛みがあり、杖をつかないと歩けないという方がみえました。「以前ここの治療院で治療を受けた人が杖を使わずに歩けるようになったという話を聞きました。是非治療を受けたい」とのことで来院されました。かなり慢性的になっていましたが、きちんと定期的に通ってくださっているので、だんだん良くなってきています。股関節の痛みは大分改善してきていて、もう一息です。最初は杖がないと歩けない状態でしたが、今は杖は持っていても使わずに歩いているとのことです。階段も普通に降りれるようになりました。声もとっても元気になり、表情もすごく明るくなってきているようです。こうやって、気持ちも明るくなり、診療を楽しみに来て下さることは本当に嬉しいです。
これからもこういった声を励みに頑張っていきたいと思います。
Daily Archive for 4月 18th, 2013
大分ご無沙汰してしまいました。診療日記です。
色々ありましたので、順番に書いていきますね。 まずはこのお話から・・・。
昨年の５月半ば、気候も暖かくなってきた頃でしょうか？５歳の男の子のお父様から「息子の鼻づまりがひどいのでみてほしい」と問い合わせがありました。よく聞いてみると東京でお母様が同じ東洋はり医学会の先生の所で治療を受けられていらっしゃるとのこと。膝がとても楽になったので、行ってみたらと勧められたそうです。
お名前とここまでの話を伺う内、２ヶ月くらい前に、東京の先生から紹介したい方がいると連絡があったことを思い出しました。
当日は5歳とのことで、泣かないで治療を終えれるといいなとちょっとドキドキして待っていました。本人も初めての所だったので、「ちょっと怖い」といいながら緊張気味にソファーに座っていました。〈これはさっと終わった方がいい〉と思い、お父様が問診票を書いている間に、ソファーに座ったままで本治法を終わらせました。その後からは、痛くないのがわかり安心したのか、もうのびのびとしていました。最初の頃は「ソファーでやりたい」と言っていましたが、慣れてくると、いつの間にか治療用ベッドで治療を受けるようになっていました。毎週きちんと通って下さり、鼻づまり、便秘も良くなり、夜尿も少しづつ改善していきました。そして、１ヶ月位経ってからでしょうか、お父様も
「花粉症がある」とのことで治療を受けられるようになりました。２月、３月に入ってからも「今年は花粉症がまだ出ていないんです」と嬉しい報告も・・・。 息子さんはお父様が治療をしている間に、うちの母と遊ぶのを楽しみにしているようでした。３月に入ったある日、寂しいお知らせが・・・。４月から転勤になり、仙台に行かれるとのこと。
とても残念で寂しい気持ちになりましたが、こういうこともありますよね。
３月の最終日に治療を終え、仙台の治療院も紹介してお別れとなりました。息子さんが「またいつかくるねぇー」と言ってみえなくなるまで手を振りながら帰っていった姿が今でも印象に残っています。治療の日にはいつもバス停から走ってきて楽しそうに治療院のベルを鳴らしていたのが思い出されます。笑顔の絶えないのびのびとしたとてもいい子で、お父様も優しい雰囲気たっぷりの方です。そんなお二人とお話していると、何だかとってもほのぼのした気分になりました。約１年でしたが、本当にありがとうございました。息子さんは４月から１年生。きっと仙台でもお友達がたくさん出来、元気に楽しい小学生生活を送っていくことと思います。けいた君、仙台でも元気でね！
いいご縁に本当に感謝しています。いつかまた逢える日を楽しみに・・・。