食欲不振

次に、4月を振り返ってみて印象的だった症例をひとつ。
主訴は食欲不振です。
この方は、一緒に経絡治療を勉強している人でしたが、出産を機に、ちょっと鍼灸の勉強はお休みしていて、現在は子育てに奮闘中です。
久しぶりに連絡があったのでどうしたのかな?と思ったら、どうもここ一週間くらい食べると気持ち悪くなってしまい、食べられないとのこと。
点滴で何とか動けているという様子でした。以前より激やせしていて、大丈夫?といった感じでしたが、とにかく治療をと思い、まずは全身治療を…。
そして、胃の滞りのある所見にハリとお灸をし、最後に「裏ないてい」という胃腸症状の特効穴にお灸をしてその日は終わりました。
治療後は大分胃がすっきりしたようで、表情がよくなっていました。胃の所見も軽減されていたのでホッとしました。
感覚をつめて継続して治療をしていくと、少しづつ食べられるようになっていきました。そして点滴も卒業。
治療するごとに以前の元気な様子に近づいていっているのを感じて、本当に良かったと嬉しく感じた症例でした。
病院のエコー検査でも異常がなく、今ではすっかり元気になっています。ひと安心というところです。

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